凍害はここから起きる!!
2017年11月06日
こんばんは!
満天スタッフの星野です(^^)/
本日は、凍害が起きやすい箇所についてお話させていただきます。
そもそも凍害とは!?ということで、以前のブログにも説明させていただきましたが、もう一度説明させていただきます!
凍害とは、サイディングが水を吸収し、その水が冬になると凍結、融解を繰り返します。水は氷ると体積が増えます。溶けるともとに戻ります。その繰り返しがサイディングの表面を剥がしてしまう現象になるのです。
窯業系サイディングはセメント質と繊維質で出来ています。なので、水を吸収してしまうんです。
でも、サイディングの表面には塗装がされているから、水は吸収しないんじゃない!?
おっしゃる通り!!
サイディング表面は基本的に塗装がされていますので水をはじきます。じゃあ大丈夫じゃん!!いやいや、そうではないんです(´;ω;`)
まずこの写真を見てください。
これは、満天ショールームに置いてある実際に凍害したサイディングです。この凍害のほとんどが断面から水を吸い込み凍害しています。
こちらが断面の写真です。
塗装されていないのがわかります。ここから水を吸収するんです。
ということは、サイディングの断面になっている部分は凍害しやすいということがわかります!!
では、具体的にどの部分がしやすいか!?
実際に凍害しているサイディングの写真を再度見ていただくと、まず釘穴の廻りから凍害が広がっています。釘穴の中を当然塗装はされていません。
次にこちらの写真を見てください。
こちらは、霧よけと外壁との取り合いから凍害しています。霧よけの部分のサイディンが切断面になっており、その切断面から水を吸収しています。また、この部分は霧よけとサイディングとの隙間が小さいという原因も重なっています。もちろん屋根と外壁との取り合いも同じ現象が起きやすいです。
次にこちらの写真です。
こちらは、サッシと外壁との取り合いから水を吸収し凍害を起こしています。サッシ廻りはコーキングが充填されていますよね!?そのコーキングが経年で固くなり、サイディングに隙間が生じます。そこから水が入り込み、サッシ廻りもサイディングは切断面になっているため、そこから水を吸収してしまいます。
こちらは目地部のコーキングが劣化したことにより起きている凍害です。その他にも凍害が起きやすい場所がこの写真の中にあります。それは同質コーナーと呼ばれる出隅に取り付けられる役物のちょうど角の部分です。同質コーナーは板と板を90°に張り合わせているため、その継目が弱くなってしまいます。そこから隙間が生じて、内部に水が浸入し、凍害につながります。
サイディングは表面が塗装されているからと言って、凍害を起こさないわけではありません!!サイディングの凹凸に水や汚れなどが引っかかり、その少しの角の塗膜が劣化し、そこから凍害が発生することもあります。表面の微細なひび割れからも凍害は起きます。
凍害を防ぐには!?サイディングが水を吸収しないようにしてあげればいいのです。
どのように!?言わなくてもわかりますよね(笑)
それでは・・・
満天の星空の下、皆さまが笑顔でありますように・・・