サイディングが凍害していたら
2016年02月24日
凍害とは外壁材に浸み込んだ水分が冬季に凍って膨張し、
外壁材の表層を浮き上がらせてしてしまうことです。
新潟などの寒冷地は特に凍害が起こりやすい地域でもあります。
現場調査に伺うと、直張り(外壁の中の防水シートに直接サイディングを貼った工法)
のお宅の外壁は大概凍害を起こしています。
では、通気工法のお宅なら大丈夫かと言いますと、そんなこともないのです。
やはり北側にお風呂場があるお宅はサッシ下などに凍害がおきているケースが少なくありません。
この画像は先日の現場調査のお宅の外壁です。
これは窯業系サイディングの凍害部分にご自身でコーキングを塗ったそうです。
見た目は悪いですが、これでいいのです。
凍害とは放っておけば傷みが進行してしまいます。
少しでも外壁材にこれ以上水分が含まないようにしましょう。
わたしたち塗装屋であればこの凍害部位は一部張替えして、その上から塗装をする工程になります。
しかし最近お客様からよく聞くのですが、
「凍害部位はセメントを埋めるから張り替える必要はない」
という同業者もいるようです。
セメントなどの異素材のものを埋めても、2年も持たずにボコッと剥がれてしまいます。
もう何度も検証済みです(笑)
一部張替えであれば金額もそこまでかかりません。
ご自宅の外壁に凍害を見つけたら、ご自身で補修を!
やっぱりしっかり直したい、と思ったら満天にご連絡くださいね(*^_^*)