塗料の種類「柔らかい塗膜、硬い塗膜ってどういうこと?」
2020年11月30日
こんにちは!満天営業部の阿部です。
塗料の種類ご紹介シリーズ、今回で3回目になりました。
早速本題に入っていきましょう!( ̄▽ ̄)今日のテーマは「柔らかい塗膜、硬い塗膜ってどういうこと?」です。
塗装を行うと外壁の表面に塗膜ができ、これが外壁を守ってくれます。
塗膜が強ければ強いほど、長持ちするということになります。
ですので、一般的にはより強靭…つまり硬い塗膜であることが、耐用年数の高い塗膜ということになります。
硬い塗膜
では、常に硬い塗料を選ぶのがいいのかといえば、そうではありません。
実は、硬い塗膜はその分「ひび割れ」が起きてしまう可能性があるのです。
建物は常に内部の人の動きや外の車の動き、地震、気候などで必ず挙動があります。
そうした動きがかかった時に、柔軟性のない硬い塗膜は動きに追従できないので無理な負荷がかかると割れてしまいます。
柔軟性のある塗膜なら、負荷がかかっても外壁の動きに追従して伸縮してくれるので、ひび割れを防止できるということになります!
特に、コーキングのような柔らかい部材の上に硬い塗膜で覆ってしまうと、ほぼ確実にひび割れができてしまいます。
ですが柔軟性のある塗料なら、外壁と一緒にコーキングも塗膜で保護することができるので、コーキングのメンテナンス頻度も減らすことができます。
柔らかい塗膜
では、常に柔軟性のある塗料がいいのかといえば、そうではありません。
柔軟な塗膜は、表面に膨れができてしまう恐れがあるのです。
外壁材の貼られ方によっては、内部に湿気の溜まりやすい工法が使われていることがあります。築年数の長いお家ほどその確率は高くなります。そういった場合に柔軟性のある塗料で塗装してしまうと、行き場を失った湿気による膨れができてしまうことがあります。
また、熱による膨れというものも存在します。なので柔軟性のある塗料の場合は、熱の吸収を抑えるために濃い色を避け、淡い色での施工をお勧めいたします。
どちらを選べばいいのか?
コーキングが多い造りのお家の場合、コーキングごと保護できる柔軟性のある塗料が適しています。
コーキングが無い、又は少ない外壁の場合や湿気が溜まりやすい工法が使われている場合は、高い耐用年数の硬い塗料で施工することが適しています。
その他にも、硬い塗料で外壁の耐用年数を上げて、新しく充填するコーキングも通常より耐用年数の高いコーキングを使用するということもできます。
いかがでしたでしょうか?一口に塗装工事といっても、様々な塗料が存在します。
膨大な塗料の中から、それぞれのお家・お客様のお考えに合ったプランを私達がご提案いたします!
満天は外壁・屋根リフォームのプロ集団です。
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