塗料の種類「水性塗料と油性塗料って何が違うの??」
2020年11月16日
こんにちは!営業部の阿部です。
今回は塗装工事をお考え中の皆様の、塗料選びについてのお悩みを少しでも解消できたらと思い、塗料の種類・違いについて何回かに分けてご紹介させてさせていただこうと思います。
今回のテーマは「塗料の水性と油性って何が違うの?」です!!
そもそも塗料とは、「樹脂成分」「溶媒」「顔料」「添加剤」の4つの成分で構成されています。
樹脂成分…塗料の主成分。樹脂の違いによって、塗料の耐用年数が変わる。多くは石油などから取られた有機成分。
ex)アクリル、ウレタン、シリコン、フッ素 等
※右に行くほど耐用年数があがります!
溶媒…樹脂成分を溶かしている希釈剤。塗ったあとは揮発して無くなる。塗料の浸透性や匂い、固まり方、使用期限などが変わる。
ex)水、シンナー 等
顔料…塗料に色をつける。
添加剤…加えることで様々な機能を付け足すことができるが、入れすぎると塗料の性能を落としてしまう。
このうち水で溶かした塗料を「水性塗料」、シンナー等の有機溶剤で溶かした塗料を「油性塗料」といいます。
つまり、希釈剤の違いによって水性か油性かに分かれるということになります。
水性塗料は「匂いが少ない」「人体・環境への負荷が少ない」というメリットがありますが、「油性よりも固まり方が弱い」「使用期限が短い、温度や湿度に影響されやすい」「艶が劣る」というデメリットがあります。
一方油性塗料は「密着性が良く、強い塗膜ができる」「乾燥時間が気候によらず一定」「艶がある」というメリットがありますが、「匂いが強い」「保管方法や、環境・人体への措置が必要」「水性塗料よりもやや高価」というデメリットを持っています。
どうしても塗料の匂いが気になる…という場合は水性塗料を推奨いたします。
気候の影響をうけやすい夏や冬は油性系の塗料が向いています。
また最近では、水性だけど機能性が高い塗料、油性だけど環境負荷が少ない塗料などもあります。
家の状況や塗料の特徴をしっかり踏まえた上で、最適のプランをご案内いたします!
それでは今回はここで失礼します。