外壁の塩害対策。
2017年11月14日
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海に接する面積が多い新潟は海岸沿いの建物の塩害による劣化が多くみられます。
海水に含まれる塩分が気温の上昇や潮風によって建物に付着していきます。
金属サイディングやテレビアンテナ、雨樋金具、給湯器、エアコンの室外機等は
その影響で錆が進行し腐食していきます。
また、コンクリート壁は内部に塩分が浸入してしまうと鉄筋を腐食させその鉄筋は膨張してしまいます。
コンクリート壁は膨張の影響で押し出されてしまい、ひび割れがおきてしまいます。
そのひび割れから雨水や塩分がさらに浸入し、鉄筋の劣化、やがてはコンクリート壁が剥落してしまいます。
窯業サイディングも同じで外壁材を留めるビスなどが腐食し、
外壁材の落下やビス廻りからの凍害に繫がっていきます。
樹脂サイディングはそのものの耐久性は高く「30年持つ」などと言われていますが、
サイディングを留めるビスの腐食、
雨水の浸入しやすい構造などが懸念されますし、
施工自体がカバーリングなので腐食や劣化を閉じ込めてしまいます。
↑薄い取り付け實(雨水が入りやすい)
↑窯業サイディングの實部分はパッキンが付いていて雨水の浸入はしづらい
こうした塩害から建物を守るには家庭用高圧洗浄機などで定期的に
外壁に付着した塩分や排気ガス、苔、藻を丁寧に水洗いをおこない、
塩分に強い塗料でのコーティングをおすすめします。
部材、素材に塩分を浸入させない塗膜コーティングです。
定期的な塗膜コーティングメンテナンスで大切なお家を守りましょう。
いつもありがとうございます。