白アリとは?
2016年07月21日
こんばんは!
満天ファミリーの星野です(^^)/
本日は白アリについてお話ししようと思います。
皆さん白アリはご存知ですよね!?では、白アリが益虫か害虫かわかりますか?益虫とは『何らかの形で人間の生活に役に立つ、昆虫など小動物のこと』を指しています。その反対が害虫です。害虫とは『人間や家畜・ペット・農産物・財産などにとって有害な作用をもたらす虫のこと』を指します。さて、白アリはどちらに分類されるでしょうか?じつは、益虫に分類されます!ビックリポンですよね(笑)私も最初聞いたときはビックリポンでした(笑)
なぜ家を食べてしまう白アリが益虫なのでしょうか。白アリは、木に含まれるセルロースという成分を栄養に生きています。なので、木が大好物!なので、森の倒木などを食べて分解して、土に還すという役割をしています。いわゆるリサイクルですね。だから、白アリは益虫に分類されるのです。
次の質問です!白アリは黒アリの仲間です。○か×か!?さぁどっち!!正解は『×』です。白アリはなんとゴキブリの仲間なのです。ちなみに黒アリは白アリの天敵です(^^;)ですが、生態系は黒アリと同様に、王・女王蟻や職蟻、兵蟻などさまざまな階級が存在します。もちろん役割も違います。子供を残す女王蟻、敵と戦う兵蟻、栄養をとってくる職蟻など、各々が個別の役割をもって生活しています。
白アリもいろいろな種類が存在します。新潟に多くみられるのは、『ヤマトシロアリ』と呼ばれる白アリです。そのほかにも、関東から下の地域で見られる『イエシロアリ』、全国的に増加してきている『アメリカカンザイシロアリ』などが日本で多くみられています。ヤマトシロアリやイエシロアリは土壌性シロアリと呼ばれ、土壌性シロアリは土の中を移動して、土から出るときは蟻道を作りながら、そして水を運びながら移動していきます。その水を木に吸収させ、木を食べます。それに比べてアメリカカンザイシロアリは乾材シロアリと呼ばれ、水を必要とせず、乾燥した木をそのまま食べます。さらに蟻道も作らないので、発見が遅れてしまう怖さがあります。気づいたら、空洞がたくさん…なんてことも(~_~;)
このとおり、白アリは腐った木が大好物です。水と木が大好物なんですね。なので、雨漏りから白アリが大量発生した例もあります。家の周りに腐った木がある場合は注意が必要です。活動範囲はヤマトシロアリが『10m』、イエシロアリが『100m』です。新潟に多いとされているヤマトシロアリは10mなので、10m範囲に腐った木がないか確認するのもいいかもしれません。
今回は、白アリの生態についてお話しさせていただきました。次は、弊社でおすすめしている防蟻・防腐処理剤についてお話しさせていただきます。
あっ!!大事なことを忘れていました!弊社満天では、点検も実施しています。気になる方はぜひご連絡を!!
それでは、
満天の星空の下、皆さまが笑顔でありますように・・・